戦前からある建物の外壁。
以前は真っ白い漆喰塗ってありましたが、すっかり剥がれ落ちてもう数十年にもなります。
戦時中は兵舎としても使われたそうで、その後保育園になり今では倉庫として活躍中。
今では天井の板は破れ、床もところどころ腐って抜けかけています。
しかしこの状態で雨ざらしにもかかわらず、もう数十年も保っています。
土壁は粘土質の土と藁を混ぜて練ったものを、竹で格子状に編んだ壁に塗り込んで固めたもの。
たったそれだけなのに、こんなに風雨に耐えるなんて驚きです。
たぶん少しづつ、少しづつ、崩れてはいるのでしょうが、ほとんど変わらないように見えます。
土壁の頑丈さに驚きながら、この壁を作った昔の職人さんの腕に感心しきりです。
大東流合気柔術 天山道場
Dito-ryu AikiJujutsu Tenzan Dojo
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