2011年なのでもう10年以上前になりますが、ハウステンボスで維新館という武道体験道場で私も武道の講師としてお手伝いさせて頂いてた事があります。
現在は維新館は存在しませんが、当時は武道の稽古だけでなく、いろんなところからお見えになる皆様へ武道体験をしてもらい武道武術へ関心を持ってもらいたい、というようなコンセプトだったと思います。
その維新館館長をお勤めだった修心流居合術兵法の町井勲先生に、とある剣術の体験をさせて頂いたことがあります。
お互いに鍔付きの木刀を構えて、町井先生が私の木刀の鍔の右側に剣先を置いて、それを
「これから剣先を鍔の左側へ当てますので、私の剣を弾くなりかわすなりしてみて下さい」
と言われ、よ~し!と挑戦しました。
しばしし~んと緊張した中、
突然、パン!”!と乾いた音が響き渡りました。
ハッ!!と気づいたら町井先生の剣先が私の剣の鍔の左側に当たっていました。
筋肉一筋、髪の毛一本動けない、そんな驚くべき速さ!まさに神速です。
「い・・い・今のどうやったんですか?」
町井先生はにこやかに
「こうやったんですよ」
とゆっくりその動きを再現してくださったんですが、私にはそれが全く見えておらず、ただただ驚くばかり。
日本剣術恐るべし!!
この貴重な体験のおかげで刃物相手の稽古はしても、実際戦ったりしちゃ絶対ダメ!と心の底から実感したのでありました。
大東流合気柔術 天山道場
Dito-ryu AikiJujutsu Tenzan Dojo
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